福澤いづみ
感染管理認定看護師の業務には、職員の教育・院内感染対策サーベイランス・職業感染対策・コンサルテーション・マニュアル作成・院内環境の整備・地域連携など様々なものがあります。なかでも感染管理認定看護師の大きな役割の一つである院内感染サーベイランスでは、感染対策の実践評価や、改善策の効果の確認を行っています。
私は看護部に所属し、看護師として一般病棟で勤務しながら、1週間に1日感染管理の時間をいただき感染管理に関する業務を行っています。一般病棟に勤務することで、医療現場に近い位置にいて実際に医療の現場の状況を見て、現場の声を聴きながら、感染防止に直接関わることができます。また現場で働く際に自分がモデルとなって感染防止策を行うことで、それをスタッフに広めていく活動がしやすい立場にもあります。
看護部には、感染管理リンクナースを担当する看護師が、各部署で任命されています。感染管理認定看護師が各部署で行われていることをすべて把握する事は難しく、また各部署の特殊性もあり、各部署の把握をしているリンクナースは現場の感染管理の重要な役割を担っています。感染管理の専門家としてリンクナースを指導し支援するのも重要な役割となっています。